20代にもなって大人になると、実家を出て1人で生活したくなる人は多いと思います。
でも一人暮らしするのにはお金がかかるし、どうやって生活していけばいいのか心配…と言う人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、実家を出たい人に向けて、実家を出るときの方法やお金の工面の仕方について解説していきたいと思います。
お金が無い!でも実家を出たいならどうすればいい?
実家を出るときにはそれなりにお金が必要になりますが、実家を出たいと考えている人の全てが十分なお金を持っているわけではありません。
それでは一体どうやって実家を出たら良いのでしょうか?
シェアハウスを利用する
1人で家を借りると家賃が高額になります。
どんなに不便で、古い、狭い集合住宅を選んだとしても、数万円単位でお金が出ていってしまうことは間違いありません。
さらには、生活費がかかってくるわけですから。
しっかりと稼いでいないとお金が足りなくなってしまうでしょう。
そこでオススメなのがシェアハウスです。
同じように家を出たい人や1人で生活したい人同士が集まって1つの家に住み、家賃をみんなでシェアするのです。
これなら家賃で数万円かける必要もありませんし、 光熱費や水道代等も分割できるため、一人暮らしの費用を安く抑えることができるでしょう。
ただしシェアハウスがあるのは都会が多く、地方になるとなかなか見つけることが難しいかもしれません。
彼氏や友人の家に転がり込む・親戚の家の部屋を貸してもらう
もしあなたに彼氏がいて一人暮らしをしているなら、その彼氏の家に住みつくことができないか聞いてみてはどうでしょうか。
また広い家に住んでいる親戚がいれば、そこに居候させてもらうのも1つの方法です。
もちろん済ませてもらうからにはタダで…と言うわけにはいかないと思いますが、それでも一人暮らしをするよりも圧倒的に安いコストで自由を手に入れることができるでしょう。
寮がある職場や住み込みで働けるところを探してみる
仕事をしながら住み込みで働くことができる仕事を探すのも良い方法です。
水商売以外で女性が住み込みでできる仕事はなかなかないかもしれませんが、それでも一人暮らしをしたい女性を集めてマンションを借り上げて、そこに住まわせてくれる仕事はいくつかあります。
これなら毎月しっかりとお金を稼ぐことができますし、家賃も節約することができますから、ここで一生懸命お金を貯めて、また違うところに引っ越すと言うのも1つの方法です。
住み込みの仕事や寮であればエアコンや家電が最初から備え付けられていることも多く、初期投資をぐっと抑えることができるでしょう。
このように、とりあえず今手元にお金がなかったとしても家を出るための方法はいくつかあります。
お金がないからといって諦めてしまうのではなく、何とか家を出ることができないだろうかと
家を出て一人暮らしをするために必要なものには何がある?
さて、家を出て一人暮らしをするためにどんなものが必要になるのでしょうか。
住居
一人暮らしをするためにはまずすむところが必要になります。
着るものや家電であれば自宅から持っていくことができるかもしれませんが、さすがに住むところはもっていくわけにはいきませんね。
お金があれば家を借りて住むのが良いですが、もし手元にお金がなければ先ほど紹介したシェアハウスや彼氏の家、寮が完備されている住み込みの仕事を探すなど、いろいろな方法で解決することができるでしょう。
家具家電、小物いろいろ
家があってもそのまま生活することはできません。
家具や家電はもちろんのことですが、ちょっとした料理をするためには調理器具を準備しなければならないでしょう。
ガスコンロや電子レンジ、洗濯機や冷蔵庫などがなければ、満足いく生活をすることはできないでしょう。
また洋服や靴をしまうためのタンスやクローゼット、掃除をするための道具、エアコン、ストーブ、カーペット、机など、挙げればキリがないほどさまざまなものが必要になるでしょう。
ただしこれらのものに関しては自分の実家で使っていたものが余っていればそのままもっていくのも良いですし、リサイクルショップ等を利用すれば安く手に入れることができます。
また最近ではフリマサイトなどを利用して、ただで譲ってもらうこともあるので、賢くいろいろな方法で探してみると良いでしょう。
掃除・洗濯・料理をするスキル
1人で生活すると言う事は、家事の全般を全て1人でやらなければいけません。
掃除洗濯はもちろんですが、毎日外食していてはお金がかかってしまうため、料理をするスキルも必要になるでしょう。
できれば家を出る前に、一通りの家事ができるように実家でトレーニングしておくと良いでしょう。
家事と言うのは簡単そうに見えて、実際にやってみるとなかなか難しいものです。
しかし、将来結婚することを考えているのであれば、将来の事を見据える意味でもしっかりと練習しておくと役に立つのは間違いありません。
これまで全てやってもらっていたと思いますが、どれだけありがたいことであったが実感できることでしょう。
一人暮らしをするためにはどのくらいのお金がかかる?
一人暮らしをスタートさせるにはまとまった費用が必要になります。
漠然とイメージができるかと思いますが、どんなシチュエーションでお金が必要になるのかについて細かく紹介していきたいと思います。
引っ越しや初期費用
家を借りるのであれば、家賃のほかに敷金や礼金等が必要になります。
およそ家賃の2か月分から3ヶ月分を想定しておくと良いでしょう。
さらに実家にあるものを新しい家に持っていく場合、引越し費用も必要になります。
荷物が少なかったり軽いものだけであれば自分でレンタカーなどを借りて運ぶこともできますが、大きな荷物を運ぼうと思うと引越し業者にお願いしたほうが無難です。
引っ越し費用は運ぶ品物の大きさや数、そして距離によって異なりますが、数万円から100,000円程度は見ておいた方が良いでしょう。
家賃
1人で家を借りようと思うと、当然家賃が必要になります。
家賃の相場はエリアによって大きく異なりますから、自分がどこで生活したいのかをしっかりと考え、事前にそのエリアの家賃相場をチェックすることをお勧めしたいと思います。
また家の築年数や駅からのアクセス、さらに部屋の広さによっても全く異なります。
一人暮らしをするのであればそれほど広い場所でなくても良いと思いますが、 こだわりのポイントがありそこもしっかりと押さえておきたいですね。
また車を持っていて駐車場を借りるのであれば、駐車場の代金は別になりますからこれもしっかりと用意しておきましょう。
また賃貸物件の場合、管理費と言う名目で数千円徴収されることもよくあります。
食費・光熱費・通信費
1人で生活していくなら、そこに必要な出費は全て自分で支払わなければいけません。
毎日の食事はもちろんですが、電気、ガス、水道などの光熱費、そして電話やインターネットなどの通信費も必要になるでしょう。
さらに毎日生活していると細々とした物品が必要になりますから、そういったものも雑費として計算しておかなければいけません。
全部外食で済ませれば、余計なものを買わなくて済むのでお金が安く済むと思うかもしれませんが、毎日外食だとそれなりに費用がかかりますし、何といってもすぐに飽きてしまうでしょう。
もしテレビを持ち込むのであれば、NHKの代金も必要になるでしょう。
税金(住民税)
これは1人で住むことに限った話ではありませんが、税金も自分で全て支払わなければいけません。
家賃や生活費に追われて税金の事は忘れてしまいがちですが、払い忘れると厳しく徴収されますから、しっかりと支払ってください。
会社勤めの人であれば、給料から天引きされるので問題ありませんが、それ以外の人は毎月自分で支払わなければいけません。
ネカフェ暮らしってどうなの?
最近では自宅を借りず、ネットカフェを転々とする20代の女性も多いようです。
もしネットカフェ暮らしをすると どのくらいのお金が必要になるのでしょうか。
1ヶ月でどのくらい必要なの?
ネットカフェを利用する場合、夜だけ利用のいわゆる「ナイトパック」の場合、1泊1,000~3,500円程度が相場です。
こちらは地域や店舗にもよるので一概にはいえませんが、だいたいこの間に入ることがほとんどでしょう。
ということで、これを30日間で計算した場合、夜だけ利用する場合、1ヶ月あたりのネットカフェ利用料は3万円~10万円程度です。
なお、1日中使う場合は1日あたり2,000~7,000円程度必要になります。
ここで生活する場合には光熱費はかかりませんが、食費や携帯代、仕事や遊びに行くための交通費は必要です。
また、シャワー代やコインランドリー代も必要になるでしょう。
これらのことをトータルで考えると、ネットカフェで生活すると生活費として月10万円~15万円程度は必要になります。
意外とお金がかかることがわかるでしょう。
ネットカフェのメリットとデメリット
ネットカフェに生活することにはメリットとデメリットがありますが、実はデメリットの方が多いのはあまり知られていません。
安く済ませることができると思うかもしれませんが、計算すると家賃を支払うよりも割高になることが分かっていただけると思います。
ベッドがないところがほとんどなので体を伸ばすこともできませんし、隣の部屋から音が聞こえてきたりすることもあるため、気が休まらないことでしょう。
また上は筒抜けになっているため、プライバシーに関しても満足できません。
メリットを強いて言うなら、 冷暖房が管理された快適な場所でいつも清潔な環境で生活できること、そしてお金を払えばご飯をすぐに提供してもらえることでしょう。
みんなはどうしてお金が無いけど家を出たいの?
親が嫌い、害がある
一緒に住んでいる親と仲が悪く、一緒の場所で生活したくないほど嫌っていたり、親が危害を加えてくるなどの理由で家を出たいと考える若い女性が多いようです。
いくらお金がかからなかったとしても、ストレスがどんどん溜まっていきますから、こんなことなら多少不自由になっても 1人で生活したほうがマシと考えるのは当然のことですね。
親・パートナーからのDVがつらい
一緒に住んでいる親や、パートナーから暴力を振るわれていて、その環境から何とかしてあげたいと思う場合にも、 20代の女性がお金がなくても一人暮らしを始めたいと思う理由の大きなウェイトを占めます。
暴力に怯えて毎日生活していると心がすさんでいきますから、気持ちはよくわかります。
大人になるため
実家と言う甘えた環境ではなく、大人になって、一人暮らしをして、全て自分でやってみたいと考える女性もたくさんいます。
一人暮らしをすれば今までどれだけ恵まれた環境にいたのか身に染みて実感することでしょう。
無職でお金がない!でも一人暮らしはしたい!そんな時どうする?
自治体の制度を利用する
住んでいる自治体の制度や国の制度を利用して、家賃や生活費を借りることができます。
借りたからには必ず返さなければいけませんが、利子もそれほど高くないのでゆとりを持って返済することができますし、どうしても返済することができなければ期限を延ばしてくれるなどフレキシブルな対応を期待できます。
ハローワークの雇用促進住宅を検討する
もし仕事をしたいと考えていて本気で仕事を始める時があるなら、ハローワークが用意してくれる雇用促進住宅に入居することを考えてみてはいかがでしょうか。
当然おしゃれな設備等はありませんが、場合によっては一般的な賃貸物件の半額ほどの賃料で済むことができます。
ただしこれらの住宅は仕事をする意思があることをアピールしなければいけません。
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家を出て一人暮らしするメリットとは?
時間とお金が自由
家を出て一人暮らしすれば、すべての時間とお金を自分の好きなように利用することができます。
休みの日に朝から夜までごろごろしていても誰に怒られることもありませんし、稼いだお金を自分のために使うことができます。
1日中ずっとテレビを見ていても、ゲームをしていても怒られることも嫌みを言われることもありません。
大人になれる
実家に住んで身の回りのことをすべてやってもらっているうちは、自立した大人とは言えません。
ある程度家事をやっているつもりかもしれませんが、一人暮らしをするとどれだけ良い環境にいたかよくわかることでしょう。
1人で家を借りて住むようになって、初めて大人の仲間入りが本当の意味でできるのではないでしょうか。
家を出るとどんなデメリットがある?
掃除、洗濯は誰もやってくれない
当たり前のことですが、一人暮らしをすると掃除や洗濯等は全て自分でやらなければいけません。
部屋を汚したままであればあなたが片付けるまでずっと汚れたままですし、使った衣類やタオルなどは洗濯しなければ底をついてしまいます。
自宅にいれば洗濯機の中に入れておくだけできれいに選択され畳まれてタンスの中に戻っていたかもしれませんが、一人暮らしをしていればそうはいきませんね。
使った後の食器も自分で洗って片付けない限り、汚れたままずっと残っています。
病気になった時に心細い
元気な時は全て1人で何も問題ありませんが、もし病気になってしまい自宅から出れなくなってしまったとき非常に不便です。
このまま体調が悪くなって死んでしまったら誰も見つけてくれないのではないかと言う不安に襲われることもあるかもしれません。
一人暮らしをしていても病気になったことをきっかけに実家に帰る若い女性は多いんです。
細々とお金が必要
一人暮らしをしていると全て自分でお金を支払わなければいけません。
今まで意識しなかったことでも負担に感じることが多いでしょう。
例えば電気やガス水道などの光熱費は、実家にいれば両親が払ってくれたかと思います。
しかし一人暮らしをすると全て自分で支払わなければいけませんから、「こんなに高かったのか」 びっくりすることも多いはずです。
一人暮らしをしていると自分が購入したもの以外は家にはありませんから、 欲しいものは全て自分でお金を払って買ってこなければいけません。
収入が少ないと貯金ができない
若い女性の多くは、まだそれほどたくさんのお給料をもらっていないはずです。
一人暮らしをすると家賃や光熱費等で出費がかさみ、貯金ができない事に気がつくでしょう。
ある程度お金を貯めてから一人暮らしをスタートさせるのもいいですね。
お金が無い!でも実家を出たい時にはどうやってお金を用意すればいい?
副業にチャレンジしてみる
会社からもらうお給料が少ないのであれば、副業にチャレンジして「プラスα」で稼いでみるのはいかがでしょうか。
最近はいろいろな方法で副業することができますから、ちょっとした空き時間を見つけて作業すれば生活の足しになります。
本業を生活費に当てて、副業で得たお金を貯金に回すと言うこともいいですね。
フリマアプリを利用する
実家を出るときに部屋にある必要のないものをフリマアプリを使って売却し、お小遣いを用意しておくのもいいかもしれません。
買ったものの使っていない商品はもしかしたら誰かが欲しいと思ってくれるかもしれませんし、断捨離する意味でも一石二鳥です。
リゾートバイトはおすすめ!
リゾートバイトをすれば、 優雅な生活とおしゃれな家に住みつつお小遣いを稼ぐこともできます。
夏だけだったり冬のみだったり、場所によって働ける期間が限られている場合もありますが、一人暮らしだからといって惨めな思いをせずに、のびのびと貴重な経験ができるでしょう。
消費者金融カードローンなどでお金を借りる
どうしてもお金が足りないなら、消費者金融のカードローンを利用してお金を借りるのも良いでしょう。
比較的簡単な審査で、すぐにまとまった現金を融資してもらうことができます。
ただし借りたお金は返さなければいけませんから、返すあてがないのに利用してはいけません。
まとめ
20代になると自由が欲しくて、一人暮らしに憧れる女性が多いことでしょう。
一人暮らしをスタートするにはそれなりのお金が必要になりますが、しっかりといろいろな方法を知っていればお金を貯める前に一人暮らしを始めることもできます。