パパ活は条件交渉によっていくらお手当がもらえるのか、時間はどのくらいなのかを事前に取り決めます。
お互いにそれを通して行動するので、そこには一定の信頼関係が生まれてもいます。
ところが取り決めてもそれを簡単に破る、言い換えればやり逃げするパパも少なくありません。
ここではパパ活とやり逃げの関係を紹介します。
パパ活でのやり逃げの事例
女性のシャワーやトイレの最中に逃げる
食事中に女性がトイレに立った時に、会計をすることなく逃げるパパもいますが、一番多いと言われているのがホテルで体の関係を持つ時です。
女性がシャワーに入っている時に気が付かれないように逃げるので、女性からしたらお手当をもらえずに時間の無駄をすることになります。
コンビニの反対側の出口を使う
最近のコンビニは出口が一ヶ所に限らず、複数ある場合があります。
これは普通に利用するならばとても便利なのですが、パパ活でのやり逃げとなると話は別です。
反対側の出口から逃げられてしまうと、そう簡単には探せないという特徴をパパは掴んでいるのです。
パパがトイレや喫煙所などに行こうとして逃げる
トイレは生理現象なのでどうしても行かなければなりません。
喫煙者にとってタバコも生理現象のようなもので、これもデート中に欠かせない行動の一つです。
パパの中にはこうした生理現象を利用して、そこに行くフリをしてそのまま逃げてしまうケースが目立ちます。
パパが席を立つ際に「どこに行くのですか」と聞くのは抵抗があるでしょうから、もし黙って席を立った場合にはパパがどこに行くのかしっかり目で追った方が良いでしょう。
愛人契約で月末振り込みと嘘をつく
都度契約のパパ活でもそこそこのお手当は期待できますが、愛人契約になるとパパのお気に入りとなりますので、相場よりもはるかに高いお手当がもらえます。
その額が大きくなるため、場合によっては月末振り込みと話をする人もいるでしょうが、そのまま振り込まずに逃げてしまうパパも多くいます。
ネットバンキングの振り込み予約画面を見せて信用させる
「月末振り込み」と言われて嘘かもしれないと思った女性は、「振込の予約画面があれば見せて欲しい」と言うでしょう。
しかしパパもしたたかなもので、ネットバンキングの振り込み予約画面を見せて信用させるのです。
これを見ると女性は「大丈夫だ」と思い込んでしまいます。
空の封筒だけを渡す
封筒にお金を入れて渡すのが一般的かもしれませんが、お手当を渡したくないパパは封筒に何も入れず空の封筒だけを渡すことがあります。
空ならば気が付きそうなものですが、実際にこの手口で逃げられるケースも少なくありません。
封筒でお手当を貰ったら、その場で中身を確認しましょう。
もし空であれば確実にやり逃げ目的なので、それ以上付き合うのはやめましょう。
パパ活のやり逃げ被害を防止するために確認しておくこと
お手当は先払いであることを条件交渉で決めておく
「信用できそうなパパだからお手当は後払いでもいいや」という気持ちでは簡単にやり逃げされてしまいます。
そのため、できるだけ条件交渉の段階でお手当は先払いという取り決めをしておきましょう。
また、パパ探しの段階で先払いを希望することを明言しておくのも大切です。
持ち物、貴重品は持ち歩く
レストランなどで食事中に、貴重品を置いたままにしてトイレに行くのは避けましょう。
なぜなら、一度もらったお手当や貴重品を取られる可能性があるからです。
肌身離さずに貴重品やお金は、常に持ち歩くようにしましょう。
いきなり男女の関係にならない
顔合わせや、その後の初回のデートでは、食事や簡単なショッピングだけで終了させましょう。
一回目は、パパがどういう人なのかを観察すると、パパの人となりがある程度分かり、信用できそうかどうかの判断ができます。
会う前または当日に高額なお手当てを提示されたら危険
やり取りの段階でかなり高額のお手当の提示、または当日に事前に決めていた以上のお手当を払うと言われたらすぐに頷いてはいけません。
こういうケースはやり逃げするのが目的となっているため、高いお手当に釣られてしまうとやり逃げされてしまうでしょう。
パパと一緒に行動する
パパ活で常にパパと一緒にいるのは疲れるという女性もいるかもしれません。
しかし、デート中はできるだけ一緒に行動することをおすすめします。
なぜなら、少し離れただけで逃げられることがあるからです。
特にやり逃げに慣れているパパは、ほんのわずかのタイミングで消えることができます。
トイレや喫煙所の場所を事前にチェックする
パパは「トイレや喫煙所に行く」といって逃げるケースが多いです。
そのため、ショッピングやレストランなどに行った際には、トイレや喫煙所の位置を事前にチェックしておきましょう。
そうすることで、仮にいなくなったりしたらすぐに探すことができますし、やり逃げ防止に非常に役立ちます。
封筒の中身はすぐに確認する
「封筒をもらって安心」ではなく、すぐに確認しましょう。
パパの目の前で見るのは気が引けると感じるでしょうが、やり逃げされたくないのであれば、多少はパパの気持ちを蔑ろにしても確認しておいた方が得策です。
パパ活のやり逃げは詐欺罪に当たる?
民事事件としてお金を請求してもいい?
「やり逃げされて泣き寝入り…」
こういう女性は実に多くいます。
パパにも逃げられて、もう連絡ができないとして長期間引きずってしまうこともあるでしょう。
しかしそもそもパパ活でのやり逃げでは民事事件としてお金を請求できるのでしょうか。
実は請求ができません。
その理由は、パパ活は売春契約として民法違反に該当してしまうから「」ですので、体の関係の見返りに「お手当をもらうはずがもらえなかった」といっても、法律上、最初からパパ活が無効のためパパにお金を請求することができないのです。
結果的に泣き寝入りすることになるので、覚えておきましょう。
やり逃げは犯罪にはならないの?
「それではやり逃げのし放題なの?」と思う人もいるかもしれません。
しかし世の中はそう甘くはなく、詐欺利得罪が成立することもあるのです。
ただ、やはり上記のように無効の契約になりますので、必ず成立するとは言い切れません。
実際、過去の判例でもパパ活のやり逃げで詐欺利得罪が成立するかについて様々な意見があり、それが割れているのが実状なので難しいところです。
やり逃げされないためには女性側も意識を高く持つことが大切
このパパならば誠実そうだし信用しても大丈夫、という場合に限ってやり逃げされることが多いと言われています。
そういうパパは誠実そうに見せるのが上手くやり逃げを得意としているからです。
ではどうすればいいのかというと、お手当を先払いしてもらうことや事前に様々な情報を入手しておくことです。
SNSでパパ活をする場合相手の素性が中々つかみにくいですが、マッチングアプリであればある程度の情報は収集できます。
少しでも多くの情報を得て、やり逃げされるリスクを少しでも減らすことが大切です。