パパ活をしている女性にとって怖いことの一つに、パパのストーカー化があります。
割り切ったパパ活の関係性に満足せず、女性のプライベートにまで踏み込んでこようとするパパは、ストーカー化する危険が非常に高いと言えるでしょう。
安全なパパ活をするためには、ストーカー気質のパパを見極めて、事前に対処しておくことが必要になります。
ストーカー化する可能性の高いパパの傾向
恋愛や女性との交際経験に乏しいパパ
ストーカー化してしまうパパの中に多いのは、そもそも女性経験や恋愛経験が少ないタイプです。
特に対等な男女関係を経験したことのない男性、はパパ活においても女性との距離感を見失ってしまう傾向にあります。
そうした男性はパパ活が上手くいっている際は太パパとして必要以上に尽くしてくれますが、一旦関係が冷え込むと一気に認識をこじらせて攻撃的になることが珍しくありません。
パパ活デートをしていて相手が恋愛経験の少ないタイプだと感じたら、あまり過度な期待を煽る態度は取らないようにした方がいいでしょう。
高価なプレゼントや相場を超えたお手当を用意してくるパパ
高価なプレゼントを贈ってきたり、お手当を相場より高く設定してくるタイプのパパも関係が冷え込んだ際にストーカー化する危険があります。
根本的な話として、パパ活において下心もなく高価なプレゼントを贈ってくる男性はかなり少ないと考えた方が良いです。
見返りを期待しているからこそ高価なお手当やプレゼントを用意しているのであって、たとえ勝手な願望だったとしてもその期待が裏切られた途端に攻撃的になるのは当然とも言えます。
女性としては、高価なプレゼントやお手当には常に危険が隣り合わせであることをしっかり自覚しておくことが必要になってくるでしょう。
結婚や真剣交際を迫ってくるパパ
パパ活の範囲を踏み越えて交際や結婚を迫ってくるパパは非常に危険です。
デートの際にそうした発言をしてくる時点でルールを守れない、守る気がないタイプの男性と判断してしまっていいでしょう。
こうしたタイプのパパは気持ちの制御ができなくなると、簡単に一線を超えた行動に出ることがあります。
もちろんパパ活において自由恋愛が発生して本気になること自体はあり得る話ですが、その場合もあくまでパパ活のルールを尊重した態度を取っているかどうかが判断の分かれ目となります。
LINEやメールの返信を催促してくるパパ
LINEやメール、マッチングアプリのメッセージなどを頻繁に催促してくるタイプのパパにも注意しておいた方がいいでしょう。
女性側の事情を考慮せずに自分勝手に返信の催促をしてくるパパは、その段階でかなり人間関係の認知がズレてきていると考えられます。
人間関係に関する距離感がおかしくなっている状態で、相手からの接続を一方的に切られると、やり場を失ったエネルギーがストーキングへと向かうことは十分に起こり得ます。
プライベートを探ってくるパパ
メッセージ交換やデートでの会話で、しつこくプライベートを詮索してくるパパには最大級の警戒が必要になります。
パパ活においてプライベートを探ってくるということは、その時点で女性の生活圏にまで踏み込む気でいると思っておいた方が得策です。
こうしたタイプのパパは単純にストーカー化が恐ろしいというだけでなく、マルチ商法や宗教系の関係者であるケースも多くなっています。
またストーキングに対する執着も強い傾向があるので、単純なストーカー対策だと通用しないこともあるので気をつけましょう。
プライドの高さを滲ませるパパ
パパ活デートの最中にプライドの高さを滲ませてくるパパも厄介な存在です。
プライドの高い男性は、女性にバカにされたと感じた途端に一気に攻撃性を増す特徴があります。
それまで紳士的に振る舞っていたとしても急変することがあるので、プライドの高さが見えるパパに対しては一定の距離を取りながら対処しておいた方がいいでしょう。
それとプライドが高いタイプの男性は自分の非をなかなか認めないので、警察沙汰などになったとしてもそこから裁判などでさらにトラブルが長引く可能性もあります。
冗談やお世辞といった言葉を真に受けるパパ
冗談やお世辞を真に受けるタイプのパパというのも、場合によっては注意の対象となります。
こうした言葉をそのまま受け取るタイプの男性にパパ活デートで甘い言葉を使ってしまうと、それを延々と信じたままストーカー行為に及ぶことがあります。
当人としては「自分達は恋人関係になっている」と思い込んでいるため、数あるストーカー被害の中でも相当に厄介な事例に発展する懸念もあるでしょう。
冗談やお世辞が通じないという少々の違和感であっても、パパ活デートの際には見逃さないことが大切になります。
パパのストーカー化を防ぐための方法
個人情報や個人の特定に繋がる情報を渡さない
パパ活を安全におこなう上で、個人情報の流出を防ぐことは絶対条件となります。
個人情報といってもピンからキリまでありますが、住所を明かさないのは当然ながらメールアドレスやLINEアカウントといった個人に繋がる連絡手段も極力守っておくのがおすすめです。
パパ活をするなら必ず専用のメールアドレスやLINEアカウントを用意し、名前も可能な限り、偽名やニックネームを使っておくようにしましょう。
緊急の連絡先として電話番号を要求してくるパパもいますが、その辺りは曖昧にせず明確に断りの言葉を伝えておいた方がいいでしょう。
また会社のある地域や卒業した学校の情報なども、個人の特定に繋がるため絶対に教えないことが重要です。
パパの前で他の男性の話をしない
どんな男性にも女性に対する独占欲は存在します。
自分では割り切ってパパ活をしているつもりの男性であっても、デートを重ねている女性に対しては一定以上の疑似恋愛感情があると考えて間違いありません。
そうした相手から彼氏や他のパパの話を聞かされるのは、男性にとっては大変な苦痛です。
そして、こうした苦痛を与えることで、ストーカーなどの攻撃に走る「言い訳」を男性に与えてしまうことがパパ活においては非常に恐ろしいと言えます。
自分の身を守るためにも、パパを前にした時は他の男の話をすることは避けるようにしましょう。
彼氏や他のパパの話だけでなく、相手によってはアイドルや芸能人の話すら避けた方がいい場合もあります。
パパの勘違いを誘発する発言は控える
パパ活を円滑に進めるためには、パパに自分を好きになってもらうことは基本です。
ただし、あくまでも「パパ活の相手として」好きになってもらうに留める努力をすることも同時に大切になるでしょう。
それこそ恋人や夫に対するような言葉をその場で使って相手を勘違いさせれば、簡単にパパ活を進めることは可能です。
しかし、そうした安易な発言は後々になって必ず深刻な問題となって返ってきます。
もし実際にストーカー被害を受け警察の聴取や裁判にまで発展した際も、女性の側が勘違いさせるような発言を多用していたと判断されてしまうと非常に不利になります。
そうしたことから、パパの勘違いを誘発する発言は控えめに使う方がいいでしょう。
最初にパパ活関係の内容を明示する
パパ活の初心者によくある失敗例として、最初にパパ活のルールを決めずに始めてしまうケースが挙げられます。
マッチングアプリなどで知り合った男性に対して、最初に「これはパパ活です」と明示しないでデートを始めてしまうと相手は本気の交際であると誤解してしまう人もいます。
誤解したまま関係が進み、やがてその関係が破綻すれば、相手の男性が恨みを抱えてストーカー化することも十分あり得る事態となるでしょう。
これを避けるためには最初の顔合わせデートの前にパパ活のルール確認を行い、お手当やNG行動についてもしっかり認識を共有しておくことが必要になります。
帰宅時の尾行は常に警戒する
ストーカー被害が始まるきっかけとなるのが、帰宅時の尾行です。
特にデート終わりに別れたあと、パパが興味本位で女性を尾行するということはよくあります。
その時点ではほんの悪戯心だったとしても女性の住所や私生活を特定できてしまうと、歯止めが利かなくなってさらにストーカー行為が凶悪化していくことも考えられます。
そのためデート終わりの帰宅時には、どんな相手であっても尾行のチェックはしておくようにしましょう。
たまに背後を振り返ったり、自宅まで直帰せずに途中にある店内を通り抜けるといった尾行回避のテクニックは自意識過剰なくらいにやっておくことをおすすめします。
パパとの関係を終わらせる時はなるべく穏便に
パパ活にはいずれ必ず終わりがありますが、その際にパパを冷たく切ることはなるべくやめておいた方がいいでしょう。
関係を切る際に相手を刺激してしまうと、そのストレスや怒りがストーカー行為に結びついてしまうことがあります。
これは女性自身にそれほどの思い入れがない男性にまで「傷つけられたのだからやり返したい」といった復讐心を想起させてしまうところが大きな問題です。
そのためパパ活を始める際は最初に期限を決めておき、基本的に契約延長はしない形で自然と関係が切れるように配慮しておくといった対処が求められるでしょう。
パパ活でストーカー被害に遭った時の対処法
ストーカー被害の証拠や証人集めを進める
実際にストーカー被害を受けていると感じたら、まずは具体的な証拠集めを徹底的に行っておきましょう。
カメラを仕掛けて相手の姿を捉えるのがもっとも効果的ですが、カメラの存在を気づかれると逆上される心配もあるため無理は禁物です。
たとえばポストが荒らされているように感じたら毎回写真を取っておく、ゴミ出しの際も出す前と回収直前の状態の変化を記録するといったことでもストーカー被害の証拠集めに繋がります。
また同性の友達や家族など、第三者に状況を見てもらって証人になってもらうことも考えておきましょう。
実際に何か起こる前に警察に相談すること
ストーカー行為は重大な犯罪です。
最近は警察も以前と比べて一般のストーカー犯罪に対して対応を強めていますから、相談をしても門前払いという事態はほとんどなくなっています。
もしも適当な対応をされてしまったとしても、今度はその警察のひどい対応を弁護士事務所に相談すれば結果的に警察も動かざるを得なくなっていくでしょう。
自力でストーカー被害の証拠集めをするのは時間もお金もかかりますし、何よりも安全性にリスクを抱えることになります。
何かが起こってからでは遅いので、少しでも日常に違和感を覚えたら警察に駆け込むようにしましょう。
女性が警察を訪れている様子をストーカーが見れば、それだけでも相当な抑止効果となります。
パパ活でストーカー被害に遭わないためのまとめ
パパ活をするに当たっては、パパとの関係を拗らせないためのコツをしっかり意識しておくようにしましょう。
ストーカー化しそうなパパとは最初から距離を取り、すぐに関係が切れる状態を維持しておくことも必須のテクニックとなります。
そのためにはパパの行動や性格をよく観察して、少しでも変な部分があったら逃げられるように常に備えておくことが肝心です。
そして万が一の際は迷わず警察に相談するようにしてください。
