パパ活は男女にとって人気です。
しかし、気になることは「パパ活は犯罪になる?」と思う女性もいると思います。
お小遣いやお手当がもらえるパパ活であっても、犯罪となるのであれば避けたいですよね。
そこで、パパ活は犯罪になるのか、パパ活と違法性について紹介していきますね。
パパ活は違法行為ではない。その理由とは?
まず結論から言うと、パパ活は犯罪ではありません。
「パパ活」というと、聞こえは悪いですが、「男女2人で会ってデートを楽しむだけ」なので、それだけでは犯罪とはなりません。
その理由を、もう少し具体的にお話しますね。
2人で会って食事をご馳走したり、援助することを罰する法律がない
パパ活をしている男女にも色々な関係がありますが、基本的には2人で食事やデートを楽しみます。
「2人で会って食事をご馳走する」ことを罰する法律はありませんし、それがもし罰せられるならパパ活以外も、法にひっかかるケースが出てきますよね。
また、パパ活では男女が2人で会って、お金を渡すという行為もよくあり、それが「違法じゃないか?」との疑問もあると思います。
それも違法とするのは難しいです。
例えば、「久々にあった親戚にお小遣いを渡す」、「姪や孫にお小遣いをあげる」というパターンについてはどう考えますでしょうか。
親戚ならお金を渡してもOK、親子ならOK、古い知り合いからOK、2人きりじゃなかったらOKなど、そういったことを細かく法で決めることや、厳密に区別することは難しいです。
また、お金に困っている人に、良心から金銭的な援助をすることもありますよね。
そのため、ただ会ってお金を渡すというのは法律的には問題ないのです。
恋愛の延長線上なので規制は難しい
パパ活は恋愛関係の一つとも取れるので、これを規制することはできません。
どんなに不自然な男女であっても、そういったカップルはいますし、結婚している人もたくさんいます。
恋愛は自由ですし、どこからどこまでが恋愛か、恋愛じゃないかの判断も難しいです。
だから犯罪とはならないのです。
パパ活が違法になることもある!犯罪の線引きライン
ここまで、パパ活は犯罪や違法性はないと言いました。
しかし、場合によっては犯罪となってしまうこともあります。
男女どちらか一方が結婚している場合
男女共に未婚であれば問題ありませんが、どちらかが結婚していると不貞行為になってしまいます。
パパ活していることがバレてしまうと、相手の配偶者から慰謝料や損害賠償請求の対象になります。
不倫は犯罪ではありませんが、民法の不法行為にあたるので賠償請求されることになります。
ただし、不貞行為は肉体関係があるかどうかが大きな焦点となります。
体の関係がなければ不貞行為にならないケースがほとんどです。
詐欺や恐喝を行った場合
パパ活で詐欺や恐喝などに遭った場合は犯罪行為になります。
例えば、「もう会わないなら写真をばらまく」、「体の関係を断るなら会社にバラす」など、何かしらの脅迫を行うとアウトになる可能性が高いです。
また、相手男性に詐欺や窃盗などをした場合も同じです。
パパ活関係をバラすことをちらつかせて金品を要求したり、勝手に相手の物を盗むなど。
パパ活に没頭しすぎて、犯罪になってしまうケースがあるので注意しましょう。
女性側が未成年だった場合
これは主に男性側の注意点です。
パパ活で犯罪となる最も多いケースが、未成年の相手とのやり取りです。
未成年の女性とパパ活をすると犯罪に該当してしまいます。
パパ活相手の女性が18歳以下であれば、体の関係がなくても、食事やデートするだけで児童福祉法違反にあたります。
相手の女性の同意を得ていたとしても摘発されます。
さらに、「誘拐」と判断されてしまうケースもあります。
都道府県ごとに条例があり、デートするだけでも児童福祉法違反に罰せられる可能性があります。
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違法行為とならないためにパパ活前に意識しておくこと
パパ活は、無自覚で犯罪となってしまうことがあります。
パパ活を始める前に、こういったことを意識しておきましょう。
未婚かどうかを確認しておく
パパが既婚か未婚かの確認を、必ずおこないましょう。
後々、面倒なことになりますし、慰謝料など現実的な問題もでてくるので、未婚かどうかは確認しておきます。
女性自身が既婚者であっても、同様に注意が必要です。
女性側であっても、不貞行為があれば離婚理由にあたり、慰謝料請求の対象になります。
肉体関係がなければ、不貞行為には当たらないので、そういった点も考慮してパパ活の検討をおこないましょう。
相手女性に無理強いをしない
男性側にとってはちょっとしたお願い、頼み事だとしても、女性からすると「強要された」と感じることもあります。
トラブルの元になるので、「強要」、「脅迫」と女性から思われないように、無理強いはしないようにしましょう。
女性側も、そういった男性がいれば、すぐに切るようにしましょう。
未成年は絶対に相手にしない
特に男性側が意識することですが、未成年女性とパパ活はリスクが大きく、絶対にパパ活してはいけません。
また、女性が年齢を偽ることもあるので、実際に会ったときに怪しいと思ったら、身分証などで年齢をしっかり確認するようにしましょう。
男性側がどうしても知り得ない状況で、相手が成年と偽っていたとしても、「未成年とは知らなかった」では済まないこともあります。
女性側も、成人でなければパパ活はやめたほうがいいです。
未成年女性は、大人のことをよく知らず、危険なことに遭う可能性があります。
絶対にやめるようにしてください。
パパ活するなら違法行為を理解して、安全に健全に楽しもう
パパ活は犯罪行為ではありませんが、一歩間違えると犯罪、違法と断定されてしまうこともあります。
未成年を相手にするのは絶対にNGですし、既婚者と肉体関係をもつのも危険。
脅迫や詐欺などは当然ダメですが、本人も気づかない内にパパ活から犯罪となってしまうこともあるのできっちりとラインを決めておきましょう。
安全に楽しむために、できるなら相手女性と一緒にパパ活のルールを作っておくことも大事です。
つい欲を出して犯罪になってしまわないよう、トラブルなく楽しむようにしてください。